目次
こんにちは!
先日ECCジュニア2歳児、3歳児英語・英会話コースの無料体験に行ってきました。
今回はその時の体験を記事にしたいと思います。
【体験談】ECCジュニア
2歳児・3歳児英会話コース 評判・評価
<体験談・評価の記載にあたって>
我が家は「おうち英語」を実践・推奨していて、かつまだ子供たちが小さいですので、このような習い事には一切行っていません。
そのような中、近頃我が家の子供たちがどのバイリンガル幼稚園、保育園、英会話教室に通っているのかを参考にしたい、と皆さんから質問を受けるようになりました。
また、これらの教室に見学へ行っても教室の質を自分では判断できないというご相談もあります。
嬉しいことに、周囲から子供たちの英語力を聞き信頼して頂き、意見を求められるようになりました。
これを機に、バイリンガル育児を行っている1人の母親として、勝手ながら教室の評価をさせて頂きます。
評判が良い/悪いなどの視点でこの記事を参考にされるのではなく、このように感じる人もいるんだなぁ、という視点で参考にして頂きたいと思います。
※なおこの記事は、ECCジュニアとのコマーシャルやスポンサー契約などは一切しておらず、個人的に思った率直な感想を載せていますのでご了承下さい。
■無料体験:ECCジュニア 2歳児、3歳児英語・英会話コース/まなびのさんぽプラス |
■料金:6480円から(料金表は後述) |
■受講体系:日本人講師、グループレッスン 週1回 40分 |
ECCジュニアって何?
よくテレビでECCジュニアの生徒募集や講師募集などのCMをよく目にしますよね。
ECCジュニアは、ECCが認定した講師の自宅で、ECCが提供した教材をもとに英語・英会話を受けることができる教室のことです。
<特長>
・2歳から
・基本的に日本人講師
・グループレッスン
・英語だけでなく、漢検、幼児への知育、数学などのコースもある
・ハロウィン、クリスマスのパーティ、年に1度ネイティブ講師との交流などがある
<基本情報>
・2歳児、3歳児英語・英会話コースは、週1回40分でクラスが構成されている。
・2歳児は母親同伴、3歳児は問題がないと判断された子は母親なしで授業を受ける。
・基本的に講師は子供たちに英語で話しかける。ただし、無料体験の子供は英語に慣れていない場合もあるため、日本語で接することもある。
・クラスのスケジュールは、講師とグループレッスンメンバーの都合で柔軟に決めることも可能。
・2歳児、3歳児クラスは幼児を相手にするため、幼児指導の専門性を持った講師のみ担当する。そのため、教室によってはこのクラスがない場合もある。
ECCジュニア 2歳児・3歳児英会話コースの内容
カリキュラムは、歌、単語、ブレインゲーム、アルファベット、ワークブック、読み聞かせなどが組み込まれている。
今回受けた無料体験のスケジュールが下記画像のこちら。
歌
歌は、授業の合間に入れて、子供が楽しめるような構成になっている。
有名な曲を使うというよりは、ECCジュニアが提供しているものや選んだものを使っている。
体を動かしダンスをしながら歌うので、講師は息を切らしていた。
◆感想◆ |
私自身、英語教育について色々と勉強してきたり経験して詳しくなっている(つもり)なので、そういう母親からすれば、物足りない歌の選曲でした。例え ば、”a Ram Sam Sam”は英語教育にまったくつながっておらず、英語の単語さえ入っていない曲です。ネイティブの子供にとっては、意味のない言葉遊び程度の曲でしょう。 |
また、講師が音程を外していてるのが少し気になったのですが、これは一生懸命やってくれるので気にしてはいけないのだろうなと感じました。 |
単語(カードゲーム)
カードゲームは、動物などの絵が載っているカードを様々な方式で子供に見せて、それを英単語で答えさせるもの。
例えば、フラッシュカードのように瞬時に見せたり、今まであったカードを隠してどのカードがないか?といったことを質問したりしていた。
かなり早期知育を意識したものだった。
カードにクリップを止める作業があり、手先を器用にする効果があると感じた。
◆感想◆ |
このカードゲームは知育の要素がかなり含まれていて、子供の能力向上には欠かせない遊びだと感じ、母親としてはとても満足しました。 |
ただ、息子が動物の名前を答える度に、単語のみの回答であり、”It’s a monkey.” といった具体に文章を話すよう訂正するような細かい指導はなかったです。 |
我が家は家庭内で全て英語で話すため、スピーキングには問題がないと事前に伝えていたので、なおさら残念に感じました。子供の能力向上よりもマニュアル通りきちんとやる、というのが趣旨だと思います。 |
ブレインゲーム
ブレインゲームは、カードの上にあるくり抜かれた形を埋めるために、どの形が当てはまるかを選ぶもの。これも英語で早期知育を意識したものでしょう。
◆感想◆ |
このゲームによって、子供が学べる英語がかなり隠されていると感じました。 |
色や形だけではなく、”It’s smaller than this.” “It doesn’t fit.”など子供が遊ぶ際に使える英語を使っていたので、とても良いと思いました。 |
また、息子が何度も同じ間違いをしても根気よく先生が待ってくれ、息子が正解にたどりつくまで、正解は教えていませんでした。 |
忍耐強く子供に接してくれたので、子供が努力することを重要視しているのかなと感じ、良かったと思います。 |
アルファベット
アルファベットは、アルファベットの歌を歌いながらそのアルファベットを指していった。
そのアルファベットが書かれた紙は、子供が気に入りそうな絵柄だった。
アルファベットを書く練習は4歳児クラスから始まるとのこと。
この教材を指さしながら、歌を歌う
アルファベットポケットの中に、そのアルファベットの単語が入っていて、出したり入れたりしながら、先生と遊ぶ。
◆感想◆ |
家庭内でもできるものだと感じましたが、アルファベットに親しむという意味では良いことだと思います。 |
フォニックスから先に学ぶというよりは、アルファベットから学ぶ形式でした。 |
イギリスの幼児教育を見てきた私からすれば、少し時代遅れのように思ってしまいました。なぜならイギリスでは一切アルファベットを教えず、フォニックスから教えることが多いからです。アルファベットの音を覚えさせても、子供の発声に混乱を与えるだけ、という観点からフォニックスから教えているようです。 |
ワークブック
ワークブックに書かれたテーマに沿って、クレヨンで色を塗る作業をする。息子が体験したのは、水しぶきをシャワーのように書く作業だった。このような作業を英語ですることで、”Splash” などの単語を覚えることができる。
その他、ページはこちら。
様々な絵から、単語を覚える。
◆感想◆ |
英語のクラスにクレヨンを使う作業まであるのは、とても良いことだと思いました。 |
また、英会話教室ではあるものの、知育を意識していて、子供たちの筆圧を上げることを意識して指導してくれていました。 |
この作業を毎週することで、様々な場面での英語の活用に加えて、鉛筆を持って書くということに興味を持ってくれるのではと感じました。 |
読み聞かせ
読み聞かせは、日本人講師が実際に絵本を読んでくれる時間。絵本の長さや絵も子供に適するものを選んでいて、とても良いと感じた。
体験の時に読んだお話は、”Roll Cake Man”という話で、中身はなんと ”Gingerbread Man” とまったく同じお話だった。
◆感想◆ |
読み聞かせをクラスに入れてくれるのはとても良かったと思います。 |
ただ読み聞かせが終わった後に子供から感想を求めたり、何か質問をする時間はなかったので、少し残念に思いました。 |
せっかく読み聞かせをしているのだから、そこは子供の英語能力向上のために、質問の時間があっても良いのでは?と思います。 |
総合感想
ECCジュニアは、英会話スクールではなく、英語で行う知育教室という印象を持ちました。
さすが大手企業だけあって、カリキュラムは一流だなぁと感じました。(少し歌には不満でしたが。。。)
「英語」という視点では、あの限られた時間の中で様々な角度から英語を教えていて、とても好印象でした。
例えるならば、バイリンガル保育園を40分に短くまとめたもの、でしょうか。
習うことが40分の間にたくさんあったので、家庭内で復習をすれば頭に定着し、子供の英語力向上に繋がると思いました。
「英語に慣れる」という点では、素晴らしいカリキュラムだったと思います。
ただ「英会話」という点では、成果が現れるのは厳しいだろうなぁとも感じました。
40分の間に子供が話す機会もなかったため、スピーキング能力向上は望めないでしょう。
また、講師も日本人であるため、どうしても英語の発音が気になりました。
普通の日本人よりは少し綺麗な発音程度だと感じました。
個人的に思ったのは、アメリカンアクセント(Rを巻く発音)にしようとしているのですが、日本語なまりが気になった部分もあります。
細かいことをいうと私自身の発音も悪いので、人のことは決して言えないのですが、値段が安いのは、やっぱりこの部分が大きいのでは?と感じました。
その他、発音はまだしも英語が時々間違っていたことが気になりました。
例えば、”Can you find it/them?” の “it/them” が抜けて ”Can you find?” と言っていたことなどです。
早期教育は、「英語に慣れる」よりも「自然な英語を身につける」ことが何よりも重要だと考えていたので、正直我が家には合わないと感じました。
今回の授業が英語ではなく日本語で行われたものであったら、百点満点だったと感じています。
知育という意味では、様々な教材を使い、子供の五感を最大限に働かせているなぁと感心しました。
下記に記述する「まなびのさんぽプラス」は素晴らしい教材でした。
ECCジュニアの先生は、とても雰囲気が明るく一生懸命子供に話しかけてくれました。
できたら常に褒めてくれ、子供も楽しく英語レッスンを受けることができたと思います。
まなびのさんぽプラスの内容
<基本情報>
全て日本語で行われる授業であり、知育授業のみ。
例えば、お受験などに役立つものがあったりする。
ECCジュニアの英会話コースを受講している生徒のみ、有料で受けることができる。
「まなびのさんぽプラス」だけを受講することはできない。
内容は下記の画像を参考にして下さい。
総合感想
私自身、あまり子供に知育を行ったことがないため、こんな教材があるのか!と興味津々で、この「まなびのさんぽプラス」だけでも受講させたいと思いました。
しかし、「まなびのさんぽプラス」を受講するためには英会話コースを受ける必要があるので、ちょっと残念。
知育に詳しい方からすれば、ありきたりなのかもしれませんが、私の息子はとても楽しく受けていて、初めてしりとりをして大きな学びがありました。
最後に
私自身、幼稚園からネイティブによる英会話レッスンを受けていたのですが、今になって思うとそこまで意味がありませんでした。それは、このECCジュニアでやってくれるような「英語に慣れる」というステップがなかったからなのかもしれません。
息子はとても楽しんでいたし、「英語に慣れる、楽しむ」という点でとても素晴らしいクラスだと思いました。
また、英語教室にしては比較的安い方なので、まずは英語に慣れさせたい!という方にオススメできます。教室の場所もたくさんある様子なので、ぜひ良い講師を選ぶことをおススメします。例えば、あまりにも発音が悪い先生などはもちろんオススメできないので、いくつか体験教室を回ってみても良いかもしれません。
子供に英語関連のスクールに通わせる目的は皆さん色々あると思います。英語に慣れさせるため。英語で会話ができるようになってほしいため。目的を明確にしてから、皆さんに合ったスクールを選んでみてください!
ECCジュニア 料金
英語・英会話コース 2・3歳児 6,480円
ポチッと応援してくださると嬉しいです!
❐他にはこんな記事があります!
聞き取る力はとても大事です!

オススメのアニメはこちらから!親が一緒にお子さんと見ても楽しめるものが多いですよ!

イギリス英語アニメ オススメ5選
コメント