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子供たちにとって待ち遠しい、年に一度の大イベント。クリスマス。
日本ではクリスマスツリーを飾ったり、ケーキを食べたり、それとなくお祝いをしますよね。
イギリスなどのキリスト教の国にとって、クリスマスはキリストが生まれたことをお祝いする重要なイベント。
今回の特集では、イギリスの子供たちがどのようにクリスマスをお祝いするのか、私がイギリスで知った色々な情報を2回に渡ってご紹介していきます。

イギリス流クリスマス(1)

イギリス流クリスマス(2)
クリスマス特集
イギリスではクリスマスは国民の休日です。
エリザベス女王からのメッセージもあり、年に一番盛り上がる時期。
日本では、クリスマスにレストランへ、なんてこともありますが、基本的にお店は全て閉まっちゃうんです。
でも、他宗教の方が営むお店などは開いているので、私達はよくそこで買い忘れたものを買いに行きました。
街には誰もいないと言っていいほど、静かになりますよ。
■まるでお正月!家族で過ごすクリスマス
クリスマスは日本でいう、お正月のようなものです。
日本では、恋人と過ごすのがクリスマス、というイメージがありますが、イギリスは家族や親戚が集まってお祝いします。
家庭によって異なるようですが、毎年家族の中でホストが決まっていて、そのホストの家に集まるそうです。
例えば、去年はお兄さんのお家で、今年はお姉さんのお家というように、自分の番が回ってくるそうです。
なんでも、ホストの年は準備がとても大変だとか。。。
■クリスマスプレゼントは親戚全員分。。。
日本では、クリスマスプレゼントは子供がもらうもの、というイメージがありませんか?
イギリスでは親戚みんなで交換するそうです。
おじさんやおばさんなどにもプレゼントを用意するようですよ。
ものすごい数のプレゼントが、おうちに溢れそうですね笑
■クリスマスの食事は、日本では馴染みがないものばかり
❒クリスマスクラッカー(Christmas Cracker)
食卓には、お皿の上にクラッカーが添えられます。
クラッカーと言っても食べるクラッカーではなく、引っ張ると音が出る、筒状の小物です。
クリスマスクラッカーの中には、ちょっとした帽子やおもちゃ、面白いジョークが入った紙が入っており、家族で楽しむそうです。
❒ローストターキー(Roast Turkey)
メインディッシュはなんと、ローストターキー。
ターキーの中には、野菜や肉のミンチなどのスタッフィング(詰め物)をします。
その上にグレービーソースやクランベリーソースをかけて食べるんです。
参照: http://www.express.co.uk/life-style/food/449398/Christmas-Classics-Roast-Turkey-with-Bacon-and-Roast-Potatoes-and-Christmas-Pud
アメリカではよくサンクスギビングデー(Thanks Giving Day)に食べますが、イギリスではクリスマスに食べるのが一般的です。
その他、お肉ではダチョウ、ローストビーフ、うさぎ、などが食べられているそうです。
❒ソーセージのベーコン巻(Pigs in Blankets)
ソーセージをベーコンで巻いたものです。
イエスキリストが誕生した際の赤子の姿に似ているということで、広まったみたいですね。
すごく肉肉しい料理なんですが笑
❒ブリュッセルスプラウト(Brussels Sprout – 芽キャベツ)
なぜクリスマスに芽キャベツかはわかりませんが、クリスマスでは野菜の主役と言っていいぐらい、親しまれている野菜です。
❒ミンスパイ(Mince Pie)
ミンスとはお肉のミンチを指すのですが、近年ではドライフルーツをパイに入れたものが多いようです。
昔はお肉やフルーツなどは、普段あまり食べられない贅沢品。
年に一度は思いっきり食べられるよう、たっぷり入れるのが風習だったそうです。
またミンスパイには食べ方があって、最初の1切れを食べる時は、お願いごとをしながら食べると願いが叶うそうです。
実際に、イギリスのアニメPeppa Pig(ペッパピッグ)でも、”Make a wish” というセリフがありますので、チェックしてみてください。

子供たちの歌でも、ミンスパイの歌がありますよ!

クリスマスソング 12選!
■え?クリスマスケーキじゃない?
❒クリスマスプディング(Christmas Pudding)
クリスマスプディングってご存知ですか?
日本ではクリスマスケーキを食べるのが一般的ですが、蒸したドライフルーツケーキにブランデーソースを添えたものをプディングといいます。
食べる前に、プディングに火をつけてアルコールを飛ばします。
こんなミニバージョンも売ってたり。
子供たちの歌でも、クリスマスプディングの歌があるんですよ!

クリスマスソング 12選!
また、イギリスではデザートのことをプディングということもあります。
”Would you like to have some pudding?” とパブなどで聞かれる場合は、「デザートはいかがですか?」と聞かれているんですね。
私は始めそのことを知らず、「あーあの重たい感じのプディングかぁ。。。いらないかな。」と思って “no thank you.” と答えてしまいました。
ご想像の通り、その時はデザートを食べられず、ガッカリしたのですが笑
■サンタ(Santa)
❒ファーザークリスマス(Father Christmas)
イギリスでは、サンタのことをファーザークリスマス(Father Christmas)と言います。
もちろんSantaとも言うのですが、日常会話でもファーザークリスマスとよく聞きます。
サンタクロースに慣れているので少し言いづらいかもしれませんが、実はサンタクロースがクリスマスのイメージとして確立されるまでの、いわば前身なんです。
よくクリスマスイベントのチラシで、”Father Christmas is coming.”と書いてあります。
イギリスの大人気アニメ「ペッパピッグPeppa Pig」でも、”Father Christmas” と言っていますよ。

❒サンタへの手紙
子供たちがサンタに手紙を書くと、郵便で送ったり、枕元に置いておいたりしますよね。
イギリスではサンタへの手紙は、暖炉に入れて燃やす習慣があるみたいですよ。
煙によって、直接サンタに届けられると言われているそうです。
❒サンタへの贈り物
サンタが来る夜には、クッキーやチョコレートなどのお菓子を置いておく習慣をご存じですか?
多分アメリカの習慣だと思いますが、イギリスではブランデーやミンスパイを置くそうです。
お酒を置く理由は、サンタは子供ではなく大人だからだそうな笑
イギリスの大人気アニメ「ペッパピッグ」でも、実際にブランデーとミンスパイを置いています。
ぜひチェックしてみてくださいね。

■ボクシングデー(Boxing Day)
はい、スポーツのボクシングではないですよ〜。(私はてっきり日本の年明けK-1のようなものが、クリスマスの時期にあるんだと勘違いしていましたが。。。)
クリスマスの次の日、12月26日はボクシングデーと言います。
ボクシングデーとは、クリスマスの次の日に一斉にデパートなどがセールを行う日です。
日本でいうお正月の福袋を買い求める人々と同じように、街中やアウトレットには多くの人が訪れます。
また、Boxing Day の由来は諸説あるようですが、その昔貴族級の人たちが、「クリスマスも休まず仕えてくれてありがとう」という感謝の気持ちを込めて、サーヴァント(召し使いですね)の方々にプレゼント(Box)をあげた日が元になっている説が有名なそうです。
以上、イギリスでのクリスマスシーズンの過ごし方でした。
みなさんもご家族で楽しいクリスマスを過ごしてくださいね!
併せてチェックしてみてください!簡単に歌えますよ。

クリスマスソング 12選!
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❒イギリスでとても人気な本です。”Father Christmas Needs a Wee!”
❒オススメ!クリスマスシーズンは手に入りませんでした。。。”Dear Santa”
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