こんにちは!
前回、Kids Duo ってなに?というご紹介とともに、「Kids Duo 幼児コース」の体験談についてお伝えしました。
Kids Duo は、彼らいわく「英会話教室ではなく、学童サービスを英語で行うサービス」であり、自然に英語を身につけることを目的としているようです。
→詳しくは前回の記事からどうぞ!
今回は、Kids Duo 小学生コースの見学に行ってきたため、ご紹介したいと思います。
※なおこの記事は、Kids Duo のコマーシャルやスポンサー契約などは一切しておらず、個人的に思った率直な感想を載せていますのでご了承下さい。
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【体験談】Kids Duo</br>小学生コースの評判と評価
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【体験談】Kids Duo
小学生コースの評判と評価
■無料体験:Kids Duo 小学生コース |
■無料見学:Kids Duo 幼児コース、小学生コース |
■料金/学費:週2回から Kids Duo 幼児コース¥32,400 Kids Duo 小学生コース ¥34,560(料金の詳細は記事の最後に載せていますので参考にしてください) |
■なぜ受講したか?:テレビでもよく取り上げられ、とても人気な英語サービスなようなので、見学をしたかったため。 |
■Kids Duo 小学生コース
対象年齢
小学校1年~6年が対象ですが、入学できるのは小学4年生まででした。
その理由は、子供の言語取得に関する臨界期が9歳までと言われているため、臨界期を超えた年齢のお子さんは Kids Duo のプログラムには向いていないから、とのことです。
なので小学校4年生までに入ることができれば、その後小学校6年生までいることができます。
1クラスあたり大体20人程度でした。
前回経験した幼児コースもありますが、実際は小学校1年生から学童で利用する家庭が多いとのことです。
なぜなら、幼児コースとなると親の送り迎えが必要で、必然的に共稼ぎ家庭の子供は通わせることが難しいから、ということが大きな理由でした。
タイムスケジュール
(左側のELEMENTARY欄が今回の対象)
今回、クラスの中に入って見学すると授業の邪魔になったり、子供たちの集中力を削ぐ可能性があるとのことで、内容をじっくり見ることはできませんでした。そのため、実際に何をやるかはスタッフから説明を受ける形となりました。
スケジュールにある Fun Time 1 と Fun Time 2 が英語を吸収するメインの時間となります。
Fun Time 1 は、アート/クラフト、外遊び、フォニックス、音楽/ダンスの4つから子供が好きなプログラムをその場で選ぶことができます。
ほとんどの子が外遊びを選んでいましたが、正直大人数で外遊びに公園へ行くのは、英語という観点では全く意味がないのでは?と思いました。
欲張るのであれば、みんなと違うプログラムをあえて選択して、先生を独占するという戦略もあります。ただこれは大人の発想なので、その場にいる子供たちは一番楽しいものを選ぶのだろうなと感じました。
Fun Time 2 は、Reading、Writing、Phonics、Books というプログラムがあり、子供たちの英語力に応じて3つのクラスにクラス分けされます。
クラスを決める際はテストで決めず、先生たちが子供たちの様子を見てクラスを決めているようです。
クラス分けのためにテストをしない理由は、Kids Duo は英会話教室や塾などではなく、第2の家であるというコンセプトがあり、テストをするというシステムを入れていないためでした。
このレベル分けについて気になったので、細かく質問をしました。
幼児コースから通っている子は、Kids Duo の環境や英語に慣れていることもあり、一番上のクラスに所属することは容易な様子です。
また小学校1年から通っている子は、本人の努力次第、という回答でした。
なお小学校3年生から通っている子は、あまり明確な回答はされなかったため、上のクラスに入るのは比較的難しい、というニュアンスでした。
細かく質問した理由は、帰国子女の生徒も通っているようで、帰国子女の子やハーフの子が上のクラスに入れて、0から始めた子供たちにチャンスがないのでは、通わせる意味がないからです。
また、毎回帰る前にプレゼンテーションタイムが設けられ、自分が今日何をしたか、何が楽しかったか、なぜそう感じたか?といったことを発表する場がありました。
講師
幼児コースの記事で説明したものと同じ条件の講師です。→詳しくはこちらからどうぞ。
幼児コースよりも、授業のようなスタイルも取り入れているため、学校の先生というポジションに近いと感じました。また、外遊びの時ももちろん英語で遊んでくれています。
なお、生徒が教室についた時点で、”Hi, how are you?” は聞いていましたが、残念ながら無言か “Fine.” 程度で、誰一人文章で今日の出来事を話している子供はいませんでした。講師がより突っ込んだ “How was your school today?” ”What did you learn today at school?” などの質問はなくて、まずは生徒の受け入れで必死な様子でした。
子供たちの様子
受講している子供の学年は、だいたい1年生から3年生が多いのかなという印象です。
小学生になると、子供たちの性格やその子のやる気によって、クラスを受ける態度がかなり異なると感じました。
1クラス20人程度で、20人中半分は積極的に手を挙げて答える一方で、4、5人は全くやる気が無いと明らかにわかる様子。また手を挙げて答えた子は、文章で答えている様子はなく、単語ベースでの回答でした。
Fun Time などの授業以外の時間は、先生と接する際、子供は英語で話してはおらず子供同士でも日本語で会話をしていました。
このことについてのスタッフの説明は、ネイティブ講師でも日本語がわかるとはいえ、あえてわからないふりをするとのこと。そして、子供が「なんだよー」と言ったりした場合、”What is 「Nandayo」?” などと日本語について子供に聞いて「あ、ここは日本語ではなく英語じゃなくちゃダメなんだっけ」と認識させ、英語を話をさせるように促しているとのことです。
その他、学童サービスについて
その他のサービスとしては、小学校への迎えや自宅近くまでの送迎サービスがあります。また、セーフティメールや連絡帳、親との面談などもあります。
なお、英検などの指導は一切行ってないとのことでした。その理由は、Kids Duoは英会話教室ではなく学童であるため、だそうです。ネイティブが英検を受けたことはないのと同じで、言葉は自然に身につけるという観点から指導をしない、ということを徹底していました。
もちろん生徒の中には個人的に英検を受けて合格した子供はいるらしく、スタッフいわく、英検に受かるには家庭での指導、学習がかなり必要とはっきり言っていました。
■総合感想
Kids Duo の小学生コースで一番良いと感じたことは、個人の英語レベルによってクラスを分けている時間があることです。それによって本人のやる気も出るし、レベルに合った指導が受けられると感じました。
しかし、Kids Duo で一番上のクラスに入れないのであれば、英語を話すという観点からだと、中学校までに話せるようにはならないのでは?とも個人的には感じています。
また、幼児クラスよりも授業的な要素が強いと感じました。ただ Kids Duo は講師だけが一方的に授業をしているのではなく、なるべく子供に積極的な参加をさせ、英語で話させることを大事にしていると感じました。
何度も子供たちに「どう思う?」といった回答を求め、たくさんの子供たちが手を挙げていました。ただ単語レベルの回答でしか子供は回答はしておらず、(英会話教室ではないので、あくまでも自然に身につけることが大事とは言え)それを講師も文章で言わせたりしていなかったことが気になりましたが。。。
小学生にもなると、子供のやる気、積極性によって、こんなにも取り組む姿勢が異なるのかと関心しました。
クラスは20人ほどの人数であるため、幼児クラスと同様、英語を話すという観点からいうと、1人当たりの話す時間は少ないでしょう。
前回の記事で、幼児クラスでは話して1人合計3分ほどと書きましたが、小学生クラスに関しては個人差が大きいと思います。
例えば、Free Time の時間に学校の宿題をしている子もいれば、遊んでいる子もいます。
先生の隣に座ってお話をする姿勢があれば、話す量は多いと思います。
Kid Duo のコンセプト、授業、講師はどれも素晴らしいので、あとは本人と親次第というのがポイントだと思います。ただ、最終的には子供の意思とやる気という点については、学校であっても塾であっても留学でも、同じことだと思います。
もし積極性のない、やる気のない子供は、積極的でやる気のある子以上に親子ともになって「おうち英語」をする必要があるなと感じました。
子供の肩を持つのであれば、子供によって英語を始めた年齢がバラバラなので、遅くから始めた子は積極的に参加するのが億劫になるかもしれません。
小学生という年齢も考えると、恥ずかしさや不安など様々な感情が出てくるでしょうから、英語環境に子供を置いたからといって、全ての子供が順応するわけではないと思います。そこが、小学生から始める場合の難しさではないかと思います。
やる気のない子供の様子を見て、これだけ高い料金を払っても、先生の顔や黒板さえ見ないでぼーっと座っている子供の親は、正直泣きたくなるな。。。と感じました。
通わせる前に、本人のやる気チェック、親との約束を守ることや目標を明確にすることが、親としてできることだと思いました。
また、逆に高い料金を払ってでも、これだけの子供たちが通っている事実を知り、多くの親が英語に対して熱心に取り組んでいるんだなぁと関心しました。
どんな形でも英語を習わせる、または取り入れて教育することは、周りに遅れを取らないためという理由もあるかもしれません。でもそれ以上に、将来子供たちに活躍の選択肢を大きく広げてあげるために必要なことだなと改めて実感しました。
その他、印象に残ったのは「お勉強的な指導」は一切ないということです。例えば、英検などの指導もなければ、英語の宿題もないです。
Kids Duo は、どちらかというと自然な英語を身につける、すなわち「聞いて話すこと」を重視しています。
そのため、英検や資格取得のようなお勉強的な英語は、やはり家庭でのサポートや指導が必要だ、と先生方はおっしゃっていました。
例えば、ネイティブは自然に英語を身につけますが、日本でも国語をやるのと同じように、学校で English の授業があります。
もし Kids Duo でバイリンガルを目指すのであれば、家庭できっちり英語の勉強をさせることは必須になってくるでしょう。
様々なバイリンガル保育園は、成果を残すことに重点をおく場合が多いため、一番結果に残しやすい「お勉強的な指導」をしたがります。
Kids Duo はあえて「第2の家」というポリシーを大事にし、お勉強を重視しないことはとても強いメッセージがあるし、個人的には賛同しています。
ただ、やる気がない子供は授業に参加しないばかりか積極的に話すことすらしないため、通わせた結果何も身につかなかった、という事態に陥る可能性も含んでいます。
そうならないためにも、家庭でのサポート、いわゆる「おうち英語」は必須だと強く感じました。
■おわりに
Kids Duo は、「英会話教室ではなく、第2の家である」というコンセプトををとても大事にしているし、実践しているなと感じました。反面、通わせている親としては「んで、英語は話せるようになるの?」と聞きたくなります。
大人の事情ではありますが、「英語が話せるようになるか?」という点は、お金を払っている親からしたら重要な質問です。
でも、Kid Duo の大切にしていることは、「子供が通って楽しいと思うこと」「帰りたいと思う場所であること」なんですね。。。英語ができるできないにこだわらない、より子供の視点に立つことを大事にした、人間的な成長を重視している学童サービスと言えるでしょう。
親も長い目で、子供の英語力の成長をみるべきなのかなぁと感じる反面、どんな素晴らしい英語教育でも(かなり繰り返していますが笑)家庭でのサポートは必要、やはり「おうち英語」を実践していくことが重要だと改めて感じた体験でした。
❐他にはこんな記事があります!
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コメント
こんにちは。我が家には小3女児がおり、小1から週5、小3から週4で通わせています。途中で近所に新しくできたお教室に移ったため2ヶ所を体験しましたが、スクールディレクターにより、多少、運営も異なるようです。サマースクールの度にディズニーランドやキッザニアなどの遠足イベントを独自に企画してくれるスクールや、日頃から週2で英検対策をしてくれるスクールもあります。
教育に熱心なエリアであるためか英検指導にも熱心で、3年の春に5級、秋に4級、1月には3級を受けます。
英語のレベルにより、B(beginner)、I(intermediate) 、U(upper)の3クラスにわかれます。娘はキッズデュオが好きで熱心に通っているので、小1から始めましたが、小2で最上級クラスに入りました。(家庭では特に何も対策してません)
最初に通っていたのが人気校で人数が増えてしまったため、新設校に移りましたが、新設校たちあげということで、本部からCMにもでている、一番人気の(実力もある)先生を含めネイティブ2名が3-4ヵ月投入され、娘曰く、他の先生方とは格段に楽しさが違うその先生たちを、5-6人で独占できて極楽だったようです。その期間に、ぐんぐん英語のレベルがあがりました。
以上、スクールによりカラーも違うと思いますので、我が家のケースをご紹介させていただきました。
みなとみらい教室は、クーリングオフ期間中の解約申し出を拒否しました。1/31に解約を教室まで行って受け付けてくれず、2/1にまた解約しようと行ったにもかかわらず、2月分の在籍のための費用を引き落とすという。
また、1/31までの入会キャンペーンと、言いつつ、某サラ金返還訴訟専門事務所と同じで、最初の無料キャンペーンを続けている。
村坂さん、
お返事遅れ申し訳ないです!
それはなかなかヒドイですね。。。教室によって色々と対応が違う可能性はあるかもしれません。。。
体験をやってみて、良いと思ったら受ける、という方法を取る以外ないのかなぁと思いました。
英会話教室の無料キャンペーンって、ア○横の「年中閉店セール」みたいな感じかなぁと笑