林修の意見に疑問?東大生が全てなの?

オピニオン

みなさんこんにちは!

2017年9月24日に放送されたTBS系番組『林先生が驚く初耳学!』の、林修の英語早期教育不要論をご存知ですか?

 

要約すると、

  • 英語の早期教育が必要ではなくて、何を話すかを考えられる思考力が大切
  • 「英語ができる人」=「仕事ができる人」ではない

ということでしょうか。

林先生の意見の裏には、様々な思惑もあり、話題性やネットニュースで評判になるような番組作りの一環、ということを忘れてはいけないと思います。

 

何を伝えたいのかというと、番組の内容を「真に受ける」必要はない、ということです。

 

実は、番組の内容をそのまま「真に受けた人」が身近にいたんですよ。。。

私の母親です笑

息子も娘も英語と日本語を使い分けて話すので、私の両親も喜んでいたんですが、いきなり電話をかけてきて。。。

「林修の初耳学見た?〇×▽〇×▽!!!」

「テレビに大きな影響を受ける人は、どんな教育をしても駄目だろうな。。。」と、母親に対してひどいですが、心の中で思って聞いていました。

 

今日は、林先生の意見に対して、同意する点、同意できない点を挙げて、English Cultures for Kidsの意見をお話ししたいと思います。

 

林修の意見に疑問?東大生が全てなの?

1.なぜ英語を学ぶ?東大に入るため?

 

我が家の子育てのポイントは、「世界に通用するバイリンガルを育てる」ことです。

東大に入ることを目的とはしておりません。

林先生のおっしゃる点を聞いていると、決して「人生で早期英語教育が必要?不必要?」と話しているわけではないんですよね。

あくまでも「東大に入るには」という前置きがあっての話です。

なので、「東大に入るには、早期英語教育は大切ではない」ということになります。

私が勤めている会社にも、山ほどの東大生がいます。

個人的な視点ですが、東大生で英語できる人にまだ出会ったことはないですね。

そりゃ、東大に入る英語能力はあるのでしょう。

 

先日も東大生のプレゼンを聞いていましたが、英単語はやたら難しいのを使ってましたけど、英語は話せていないです。

確かに論理思考能力は高いのでしょうが、それとコミュニケーション能力が比例して高いかというと、別の話です。

日本語でも、コミュニケーション能力で重要な「空気を読んだり」「場をわきまえたり」そういうことが苦手な人もいます。

論理思考能力が高いがあまり、やたらと人の話に突っ込みを入れてしまったり、相手が納得できるまで落とし込もうとしたり、やっかいな一面もあります。

林先生は、論理思考能力に加えてコミュニケーション能力も高い方だと思いますが、東大生でも人それぞれということになります。

同様に、テレビに出てくる東大生は、勉強に加えてコミュニケーション能力も高い方々だと思います。

 

英語を早期教育させるのは、論理思考能力を高めるよりもコミュニケーション能力を高めて欲しいという目的もあります。

以前、このサイトの名前には Culture という言葉をあえて使った、というお話をしました。

English Cultureという言葉を使ったのは、英語を話す場面で英語が話せるだけでなく、コミュニケーションルールを学んで欲しいという思いがあるからです。

例えば、外国人と会話する時、私はまず ”How are you?” と言い、握手をすることを心がけています。

非常にあたり前のことなのですが、私自身海外で育ったわけではないので、意識しないと忘れてしまうんですね。。。

 

私は、子供に東大に入って欲しい!とは思っていないので(あ、もちろん入ってもらう分にはかまいませんが笑)これからもどんどん英語教育をして、日本にこだわらない活躍をして欲しいです。

 

2. 英語早期教育の注意点

林先生は、どこまでの範囲を指して、英語早期教育は不要とおっしゃったのか不明ですが、英語早期教育は中途半端であれば、やっても意味ないですね。

 

我が家の4歳の子供は、最近はおばあちゃんから日本語で聞いた話を即座に私に英語に訳してくれます。

電車のアナウンスや看板に書いてあること、色々と私に英訳してくれます。

これは、日本語教育とともに、徹底的に英語教育もしたからだと思います。

日本語に関しては中途半端にならないように、公文もやらせており全国で一桁の順位を取っています。

今は公文で小学1年生用に勧めている日本語の本を、一人で読むようになりました。

私からすると絵もないのに、良く集中できるなと思います笑

時々、このサイトに英語ばっかり教えて日本語は?なんてコメントも頂きますが、日本語能力も高い方だと思います。

ここで気づくのが、英語と日本語を同時に学ぶことで、林先生のおっしゃっている論理思考能力も培っていると感じたことです

なぜなら、今の段階で完璧に訳することができるからです。

そのため、英語早期教育がどうのこうのという論点ではなく、どんな方法でも論理思考能力を培えば、結果良いのでは?と思いました。

 

ただ一番、早期英語教育が必要ないなと思うのが、「中途半端」なものですね。

例えば。。。

週1回の英語レッスン

正直意味ないと思います。リスニング能力も上がりませんし、週1回だけなら中学校から初めても良いのでは?と感じます。

 

文法重視の英語レッスン

書くことや文法は、学校に入ってからでも間に合いますし、勉強のための英語教育はあまりさせたくないですね。。。

もちろん文法は大事ですが、私が目指しているのはコミュニケーションのための英語教育なので。。。

 

英語レッスン内容を親が把握してないもの

みなさんご存知の通り、言葉は反復です。

一日中英語の幼稚園に通っているお子さんともよく遊びますが、親が家で何もやっていない、友達はみんな日本人っていう環境では、上手に話せない場合が多いと感じます。

我が家にきて、英語のDVDを見せた瞬間「日本語ー!日本語ー!」と騒ぎ出した時点で、英語早期教育の意味はあるのかな?英語嫌いを作っているだけでは?と感じ、ちょっと残念でした。

最近気づいたのが、同じ英語スクールに通っていても、よく声に出す子、出さない子では、習得率もそうですが発音さえ違ってきます。

小さい頃から英語スクールに通っておけば、英語の発音は自然と上手になる!なんてことは、残念ながら必ずしも正しくはないんですね。。。

この大事な時期にどれだけ発声させるかが重要で、またできるなら発音をきちんと直してあげることも大事です。

(以前、英語の発音について記事を書いたので、ご興味がある方は参考にしてみてください)

 

3.「英語ができる人」は、仕事ができないと認めない?

 

多くの日本人が、「英語ができる人」は「仕事ができる」と勘違いしているのは激しく同意です。

私の勤め先にも多くの帰国子女、海外の有名大学出ています方がいますが、全員が「仕事ができる」は本当に勘違いです。

 

みんながみんなそうではありませんが、私の会社にもそういう人(英語はできるけど仕事が全くだめな人)はいます。

 

以前英語ができる人(Aさんとします)の翻訳したパワーポイントを、「やり直して」と回ってきてびっくりしたことがあります。

その理由は、何を翻訳すべきをわかっていないからです。

どうしても文字にすると、日本語は漢字などで2文字にできるものが、英語だとそういうわけにもいかず長くなってしまう。

そしてAさんは、その長くなった単語・文章の、どこをポイントにして翻訳すべきかをわかっていないから、こういう事態になるんですよね。

そういう意味でも共通するのは、英語+論理思考能力って大事ということでしょうか。

 

そんなAさんに見られることですが、英語ができて今まで褒められてきたからか、実は自分は仕事があまりできないのでは?と思っている節がまったくないことです。

そういう点で林先生がおっしゃる扱いにくい人材では?と思います。

よく同僚と「でもAさんは英語ができるから転職は余裕、仕事できないのはバレないんじゃない?」と話しています。

やっぱり私含めて英語が堪能なのは羨ましいから、こんな話題になるんでしょうか笑

 

【余談】最近、英語について思うこと

今までは、英語ができると重宝されるんだなと感じていました。

例えば英語ができるだけで、重要な資料作りや会議に参加できる。

また、「英語を使って交渉できること」は非常に価値があると思います

しかし、「資料作りができる」程度の英語力であれば、あまり価値はないのではと思います。

なぜなら、最近はインターネットで足りてしまい、そこまで流暢に英語ができなくても、ある程度なら資料作りができてしまうからです。

私の会社では、本社の人間が英語の資料作りをするとコストがかかってしまうので、協力会社さんに依頼しています。

この構造、5年前には英語の資料作りができるだけで本社でも重宝されていたものが、変化してしまったということです。

ということは、10年後には英語の資料作りを、最近流行りの人工知能が担当するかもしれない。。。(無いとは思いますが、コンピューターがある程度できる時代が来てもおかしくないですよね)

なので、やはり英語、英語と思って意味を考えず子供に教育するのではなく、英語はなぜ必要か、英語を使って何を培って欲しいのかを意識して子供に教育すべきだな、と思います。

 

最後に

さて。。。このような話をしている時、結論って出ないんですよね笑

だって、「東大だから」「英語ができるから」なんて一括りにできないんです

林先生のように活躍している東大生もいれば、コミュニケーションもまともにとれない東大生もいる。

「東大生+α+今も伸び続けている」「英語+α+今も伸び続けている」などが必要なのではと思います。

個人的には、今回の番組で自己主張の強そうな紗栄子さんが、林先生の言葉に反論しなかったのは素晴らしいと思いましたね。

あの場で反論した方が番組的には盛り上がったはずです。

でも、彼女の目的はもう一度番組に呼ばれるとかの必死感がなく、自分の価値を維持することなんだなと、モテル女の余裕だなと思いました笑

 

その他、人生でいうと東大生よりも、早稲田、慶應あたりの方々の方が、良いポイントは持っていくことが多いと感じます。

その理由としては、往々にして彼らに見られるのは「要領が良い」からかもしれませんね。

余談でした笑

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