このシリーズでは「Peppa Pig(ペッパピッグ)」のセリフから、日常会話に使える英語フレーズを選んで掲載します。
日本語訳と一緒に載せますので、家庭内で使ってみてくださいね。
今回は「The New Car」という、新しい車を使ってみるお話です。
The New Car
■赤い車が壊れてしまうシーン
Narration: Oh dear.The car does not sound very well.
あらら。車から変な音が聞こえましたね。
※ “sound” は「音」という意味ですが、ここでは「音が鳴っている」という動詞として使われていますね。
また、”sound very well” のフレーズで使うと、「いい音」という直訳はもちろんですが、意訳として「元気そう。調子良さそう。」という意味になります。
逆に “doesn’t sound very well” だと「元気がなさそう。調子悪そう。」となります。
なお、会話文で “sounds good!” と使う場合は、「良いね」といった同意・合意の意味にもなるので、覚えておくと色々と使えますよ!
<応用編>
“He didn’t sound very well on the phone…is he ok?”
「電話口だとあんまり元気なさそう(具合悪そう)だったけど。。。彼大丈夫?」
“Plan to go to dinosaur museum sounds good to me! Let’s go with that.”
「恐竜博物館へ行く計画良いね!それでいこう。」
■車の修理屋さんへ行くシーン
Narration: Granddad Dog runs the garage. He is very goodmending cars.
グランダッドドッグは修理屋をしています。彼は車を修理するのがとても得意です。
※ mend, fix, repair の違い。
イギリスでは物を直したりする時、よーく “mend” を使います。
かと思いきや、”fix” も聞くし、“repair” も使われたりしてたような。。。
ちょっと混乱してきたので、知り合いのイギリス人の英語先生に違いを聞いてみました。
“mend” は、もともとは布を縫ったりするときに使っていたようですが、イギリスでは結構何にでも使っちゃうみたいです。あまり複雑ではない修理作業に使う単語。
“repair” は複雑な修理や故障具合がひどい場合に、技術的な助けが必要という時使うようです。
“fix” は全般的に使える単語のようですが、イギリスでは “mend” を好んで使うようです。
ちなみにアメリカでは “mend” は古い世代の使う「直す」という単語。
”repair” はイギリス同様で技術的な修理という意味。
で、使い分けも面倒だから全部 ”fix” でよくない?という流れになっているようです笑
Granddad Dog: Yes, butit will take all day.
うん、でも一日かかるよ。
※ “take time” は普段の会話でも使うフレーズですね。
直訳すると「時間を取る」なので、そのまま「時間がかかる」と訳せます。
また、”take your time” とすると「ゆっくりしてね。」という意味になるので、覚えておくと色々と便利だと思いますよ!
<応用編>
“Have a seat and take your time. You don’t have to rush at all.”
「座ってゆっくりしてね。全く焦らないでいいからね。」
“It took a lot of time for you to eat just a piece of cake!”
「ケーキ一切れ食べるのに随分時間かかったね!」
■雨が降ってくるシーン
Narration:The new car has squirted Daddy Pig with water.
新しい車はダディーピッグをびしょ濡れにしちゃいました。
※ “squirt” は何か液体が出てきて濡れた時に使います。
実は “squirt” という単語、私はこのペッパのお話で初めて聞きました。
「濡れる」という単語は、現地の人たちもどちらかというと “wet”「濡れた」や “soaked”「びしょ濡れ」のほうを使っていた記憶があります。
私の単語量が少ないだけかもしれませんが、あまり普段から使う単語ではなく、特定の状況でしか使わないのかもしれませんね。
Narration:Daddy Pig has forgotten which button closes the roof.
ダディーピッグはどのボタンが屋根を上げるか忘れてしまいました。
※ ”have / has 〜” も本当によく使うフレーズですよね。
では、”have forgotton” と、普通の ”forgot” とではどう違うか、皆さんご存知でしょうか?
これは対象になっている人が「忘れた」ということを思い出しているのか、それともまだ忘れたまんまなのか、にかかってくるんですね。
以下2つの例文を読んでいただくと、違いが少しわかると思います。
Oh I forgot to do my home work!
あー宿題するの忘れた!
(宿題するの忘れてたけど、今思い出した状態)
I think he has forgotten to do his home work!
多分彼は宿題するのすっかり忘れてるんだよ!
(宿題するの忘れてて、今も忘れている状態)
このように、”have forgotten” は他の人に対して使うのが自然ですね。
ということで、今回のナレーションが言っている
“Daddy Pig has forgotten which button closes the roof.”
というセリフは、
「ダディーピッグはどのボタンが屋根を上げるか忘れてしまいました。(で、まだ忘れ続けている、わかっていない状態です)」
という内容なのがわかりますね。
そのナレーション通り、「どのボタンか忘れ続けている」ため、ダディはボタンをガチガチ押しまくっています笑
結構混乱しそうなのですが、対象としている人が忘れたこと思い出しているか否か、が違いの鍵となってきます。
■赤い車が直ったシーン
Daddy: Thank you Granddad Dog, and keep the change.
ありがとうグランダッドドッグ、お釣りは取っておいてね。
※ “keep the change” は「お釣りは取っておいて。」や「お釣りいりません。」と訳せます。
お金関係の話になると、”change” は「変わる」ではなく「お釣り」という意味になります。
支払った現金がお釣りに「変わる」という意味で “change” と使っているのかもしれませんね。
いやいや、お釣りはちゃんともらおうよ!って思った方もいると思いますが、結構イギリスではこのセリフ使われるみたいです。
例えばタクシーに乗ったりすると、お釣りがじゃらじゃら小銭で来る時があるんですね。
1ペンス、2ペンス(2〜3円)単位であれば、そういう時に
“Please keep the change.” 「お釣りいりませんよ。」
と一言伝えればOKです。
またロンドンの町中には、たまーにホームレスの方がいらっしゃいます。
そういう方々は紙コップなどを持ちながら、
“Spare some change please…”
とよく言っています。
これはつまり、「お釣りを分けてくれませんか。。。」と小銭を求めてきているわけですね。
ロンドンにいる時は絶対にこういう人は相手にしちゃいけない、と言われていましたが、さすがはキリスト教の国。
意外と(と言ったら失礼ですが。。。)小銭を渡したり、食べ物を恵んだりしている人を結構見ましたよ。
<応用編>
“Excuse me! You forgot your change!”
「すみません!お釣り忘れましたよ!」
Peppa:I like the new car, but I like our old car better.
新しいも好きだけど、うちの車のほうがもっと好き。
※ “old car” とは言っていますが、これは決して「古い車」という意味ではないですね。「元の、前の車」といった具合に、「もともと持っていた。昔からあった。」という意味で訳せます。
<応用編>
“It’s good to be back to our old little house!”
(直訳)「うちらの古い小さな家に戻ってこれたのは嬉しいね!」
(意訳)「我が家が一番!」
“It’s always nice to see your old friends.”
「いつでも、昔ながらの友達に会えるのはいいもんだ。」
ぜひ親子で見てくださいね!
もし見ていて「ここがどうしても聞き取れない。意味がよくわからない。」という方がいらっしゃいましたら、一番下のコメント欄に残して頂ければと思います。
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