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こんにちは!
毎回「Peppa Pig(ペッパピッグ)」の使えるフレーズを日本語訳する度に、これは使える!これはみんなに知っていて欲しい!といった具合に、結構楽しみながら文章をピックアップしています。
次回は、「George’s Friend」でジョージがウサギのリチャードと、公園で遊ぶお話を取り上げる予定ですが、その前に。。。
ペッパピッグのお話を日本語訳しているうちに、日本人とイギリス人の違いを見つけて、別途記事にしてご紹介したいなと思いました。
「George’s Friend」の日本語訳を掲載する前に、2つについて記載しますね。
(1)おもちゃの貸し借りは “Share” と表現。英文化の遊びを理解しよう!
(2)Parkの語源とは?言葉の歴史を理解して子供に教えよう!
今回は、「Parkの語源とは?言葉の歴史を理解して子供に教えよう!」です。
Parkの語源とは?
言葉の歴史を理解して子供に教えよう!
■ Playground と Park。どっちも公園という意味?
日本語では、子供の遊具がある場所も、遊具がない広場も総称して公園と言いますよね。
しかし、イギリスでは子供の遊具がある場所が “playground” で、公園全体を “park” と言うんです。
(ここからは日本とイギリスの文化や町並みの違いだと思って読んで下さい)
日本は、大きな公園はありますが、残念ながら大体の公園が狭いですよね。そのため、公園=遊具があるのが一般的です。
しかし、イギリスの公園は近所にあったものだと日本の公園の多分3、4倍、もっと人が集まるところだと、10倍以上の広さです。
新宿御苑に行ったことがある人はイメージしていただきたいのですが、新宿御苑が新宿エリアに2、3個あるとイメージして頂けると、わかりやすいかもしれません。
そのため、一言に「公園」とはいっても日本の公園とは全く違うと思ってください。
広さも関係してか、公園全体のことを “park”、その中にだいたい遊具の広場が1つはあり、その広場を “playground” と言うんですね。
遊具がある “playground” には柵がきちんとあり、犬や猫が入り込んで砂場にトイレなどをしないように、子供が迷子にならないように、ボール遊びとは別に遊べるように、不審者が入っていることがわかりやすいように、などなど色々と配慮がされています。
引用:Local Ecologist – At play in Houston Street Playground
もし子供が遊びに行きたいのであれば、
“Shall we go to playground?” 「公園(遊具広場)へ行く?」
もしピクニックがしたいのであれば、
”Shall we go to park?” 「公園へ行く?」
と、日本語では両方公園となりますが、英語では微妙に違います。
細かい違いですが、子供に話しかける時はきちんと言うように心がけています。
■入場制限もあり!?並んで入る playground
公園の遊具は、もちろん自治体や政府によって運営され無料ですよね。イギリスも普通の “playground” であればもちろん無料ですし、いつでも入ることができます。(夜は入ってはいけないルールもあり)
”Diana Memorial Playground”「ダイアナ・メモリアル・プレイグラウンド」という遊び場がある ”Kensington Garden Royal Park”「ケンジントン・ガーデン・ロイヤル・パ-ク」は、普通のプレイグラウンドと少し異なります。
異なる点は、まず運営者の違いです。通常の公園はだいたい自治体が運営しているのですが、 “Diana Memorial Playground” は王室が運営しているということです。
また、ダイアナの死を忘れないようにと作られたプレイグラウンド、ということが、通常の場所とは異なる点ですね。
ケンジントンというロンドンの中心部に位置し、立地が良いということ。また、海賊船やアメリカの先住民の生活を表現したプレイグラウンドもあり、アスレチックのようになっているので、幼児から大きめの子供まで幅広い年齢層が楽しめます。
海賊船
引用:London Up Close – Princess Diana Memorial Playground
アメリカの先住民宅を再現
引用:Royal Parks – Diana Memorial Playground
近くにはダイアナ妃が住んでいた “Kensington Palace”「ケンジントン・パレス」や “Whole Foods”「ホールフーズ」などのショッピング街もあり、とても人気なエリアです。
■ ”parking” の語源。”park” との関係
「公園」という意味の “park”、「駐車場」という意味の “parking”。
現在は2つともまったく違う言葉のように使われていますよね。でも、同じ “park” という言葉を含んでいることからも想像できるように、語源は同じなんです。というより、正しくは parking が park から来た単語、となります。
“Park” という意味は、昔は「囲っている場所」「広い場所」を指しました。そのため、イギリスでは芝生や花が生い茂った場所、もしくは何もない広場を指しています。
昔は、王様や貴族が、狩りをする際に使っていた広大な敷地を “park” と呼んでいました。
ロンドンの中心地にある ”Green Park” や ”Hyde Park” も、狩りのために用意されていた広い敷地だったんですね。
現在はロンドンの中心として栄え、観光はもちろん、たくさんの人がリラックスできる場所として人気です。
さて、そんな “park” へ狩りに行くため、貴族たちが集まる際はみんな馬車で出かけました。
その馬車を駐車する時に使った言葉が、「”park” に馬車を停めておくところ」、つまり ”parking” の始まりと言われています。
今は車を駐車する場所を ”parking” と呼び、公園とはほど遠い言葉のように思われますが、語源は “park” からだったんですね。
■その他にも人気なイギリスの park 一覧
イギリスには無料で楽しめる公園がたくさんあります。
参考程度にですが、掲載しますね。
❐Cassiobury Park カッショベリー・パーク
パドリングプール(paddling pool)がある公園。パドリングプールとは、赤ちゃんや幼児でも入れる浅〜い子供用プールのことです。
もともと船を漕いだりすることを “paddle” と言うのですが、子供がバシャバシャ水で遊べるところを総括して “paddling pool” と言っています。
また、ここには大人も子供も楽しめるミニ機関車に乗れます。今でも変わってなければ、大人も子供も料金が一緒で、1.50ポンドでした。
タケシはトーマスが好きだったので、何度もお世話になりました。機関車好きのお子さんには絶対オススメですし、大人が乗っても結構楽しめますよ!
❐Golders Hill Park ゴルダーズ・ヒル・パーク
ロンドンには豪邸が並ぶ地域がいくつかあるのですが、その中の一つ Hampstead Heath 「ハムステッド・ヒース」という場所にある公園。
子供たち用の公園があるのはもちろんですが、ここにはなんと無料の動物園があります。
ロンドンで動物園、と言えばリージェント・パーク(Regent Park)のロンドン動物園が有名ですよね。大きさではもちろん劣るとはいえ、無料で動物が見られる Golders Hill Park Zoo もなかなか負けていません。
❐Brent Lodge Park ブレント・ロッジ・パーク
(公式サイトは無く、Facebookにつながります。もしかしたらFacebookが公式なのかもしれません。)
近所の人たちからは、通称 Bunny Park と呼ばれている公園です。
ここも小さいながら、ミーアキャットやヤギ、鶴(!?)などなど、数種類の動物が無料で見ることができます。
子供向けの遊具もありますし、隣接するのはなんと草の柵でできた小さな迷路!
大人も一緒になって、子供と楽しめますよ。
❐Ruislip Lido ライズリップ・リドー
(ウェブサイトは公園そのものではなく、公園にある機関車についてのサイトなのでご了承ください。)
Cassiobury Park と同じように、有料のミニ機関車がある公園です。
金額は子供片道1.5ポンド・往復2.5ポンド、大人片道2ポンド・往復3ポンド、3歳未満は無料です。
Cassiobury Park と一つ違う点を挙げるとすれば、なんとイギリスで一番線路が長いミニ機関車なんだとか。
確かに機関車に乗っている時間は結構長かった気がします。
それなりのスピードも出るので、大人でも充分楽しめますよ!
また、プールそのものはないものの、子供が遊べる水遊び場があるのと、小さなビーチのような場所もあります。
夏場は池にも入れるので、ビーチで砂遊びや池に入って泳ぐも良し、機関車に乗って楽しむも良し、の選択肢が多い公園です。
いかがでしたでしょうか?
単語を一つとっても、歴史を勉強すると色々と知れて、面白いですよね!
日本語で言う、漢字の成り立ちにちょっと似てるなぁと思いました。
単語一つ一つの語源を考えたらキリがないですが、気になったものは少し調べてみると世界がグッと広がりますよね!
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