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皆さんこんにちは!
実は最近、毎週1時間他のお子さんに英語で話しかけるアクティビティをするようになったんです。
息子の英語力を信頼して頂いているからなのか、このようなご依頼を頂くようになりました。
今回はこのアクティビティを経て得た経験について、お話をしたいと思います。
英語に緊張している子供におススメ!
英語が自然に出る遊びとは?
■誰に英語で話しかけているの?
今回お話する「他のお子さん」とは、基本的には1〜2歳から英会話教室やバイリンガル幼稚園に通わせているお子さん達4人で、年齢は6歳です。
英語にはたくさん触れているのですが、子供がそんなに話さないというので悩んでいる親御さんが多い様子でした。
習い事でもまだ英語を話さないという子供たちが、うちの家に来たからと言って劇的に話せるようになるのか。。。?
それは正直難しいです。
そして一緒に私と過ごす時間も、四六時中一緒にいる息子と比べれば、週1時間なので習い事レベルです。
でも我が家の秘訣は、習い事のように「英語を勉強する」というスタイルではなく、「日本語を話すのと同じように自然に英語を身につけること」だと思っています。
遊びながら英語を話しているだけで、決して単語や文法などを教え込むわけじゃないんですね。
また英会話教室やバイリンガル幼稚園のように大人数を相手にするわけじゃないので、子供たち1人1人と向き合って英語を話せるかもな、と考えました。
今回のアクティビティを始めて子供たちに最初に期待したことは、我が家で遊ぶことが楽しいと思ってくれること。
英語を話せる・話せないじゃなくて、まずは我が家に来たいと思うこと、それが一番大事と考えました。
では、なぜ最初から「英語を話せるようにする」ということに重点を置かなかったか、お伝えしたいと思います。
■習い事で英語に緊張していた子供たち
私に相談してくるママたちは、英語についてなにかしら悩んでいます。
それは、バイリンガル幼稚園に行くのを嫌がったり、英語教室に行きたがらなかったり。
みんながみんな英語教室に馴染むかというとそうでもないですし、仮に小さい頃から習わしていても、その子の性格によって向き不向きもあるようです。
なので、まず最初に取り組んだことが「我が家を好きになってもらうこと」でした。
特に英語を習っている子たちは、往々にして「英語教室へ行く=英語を話さなければいけない」といった固定概念があるようです。
そのイメージが強いからか、我が家へ来る時も「英語じゃないといけないんだ」と判断してしまい、アクティビティを始めた当初は遊びに来ても黙り込む傾向がありました。
私は、決して英語教室やバイリンガル幼稚園がやっていることが、子供たちにストレスを与えているとは思いません。
でも、自分に自信がない子供たちや習い事だと思っているうちは、他言語で話すこと自体に抵抗があったり、とても緊張してしまう様子でした。
そのため私は、まずひたすら子供と遊ぶことに専念したんです。
我が家は、自分の子供たちが文章で英語を話さない時、きっちり文章で言うように指摘します。
ただ、これは産まれてからずっと行ってきた我が子だからできる指摘であって、他の子に対してやった時に、極端な場合嫌われてしまう可能性があります。
ママ達には、「単語じゃなくて文章で話せるようお願いします。」とご要望を頂いたりします。
でも、文章で話すよう指摘すると、遊んでいる子供たちの楽しい気持ちや、やる気を壊してしまうかもしれないと思いました。
なので、まずは我が家で遊ぶことが楽しいと思ってもらうこと。それだけに力を注いだんです。
■変化があったのは、なんとあの遊び!
とある子は、「おままごと」をしても、「電車」で遊んでも、楽しそうに笑ったりしていました。ただ英語で話そうとはせず、黙っているか、笑っているか、日本語で話しているかだけだったんです。
正直、「英語を他の子に教える」ということが、こんなに難しいことだとは思いませんでした。
そんな中、ママ達が言ってくれた嬉しいコメントがあります。
「英語教室へ行く時よりも、タケシとハナの家に行きたい行きたいって言うんですよ。」
お世辞かもしれませんが、その言葉を聞いて「良かった、子供たちは英語を勉強しに来ているんじゃなくて、遊びに来ている気持ちなのかな」と思いました。
そう理解した時、もしかして子供たちは英語を自然に受け入れ始めているのでは?と思ったんです。
そして、子供たちが積極的に英語を話し始めたのが、なんと「かくれんぼ」をしている時でした。
かくれんぼ?英語で話す機会まったくないじゃん!と思われるかもしれません。
でも、実はそこがポイントだったのかもしれませんね。
息をつく暇を与えないほど、大興奮するのが(なぜか)かくれんぼだったのです。
子供たちは大興奮の中遊び、夢中になっている時に聞いたんです。
“Do you want to hide? or do you want to find?”
「隠れたい?それとも探したい?」
すると、子供たちは、
“I want to hide!“
「隠れたい!」
と大きな声で言ってくれたんです。
「お、英語で言ってくれた!」と、とても嬉しかったのと同時に、なぜかくれんぼの時に英語で言ったんだろう?という疑問も湧いてきました。
■なぜ、かくれんぼだと英語で話してくれたのか?
私が考えるポイントは3つあります。
1つ目のポイントは、推測に過ぎないのですが、なぜか子供たちは大興奮している時ほど英語で話すんです。
「間違っていたらどうしよう。」
「恥ずかしいや。」
「まあ、これは英語で話さなくてもいいか。」
など、考える暇を与えない状態にあるからだと思います。
それぐらい、かくれんぼが楽しくて、はしゃげるものだからなのでしょう。
座って落ち着いている時は、賢い子供ほど色んな事を考えるのかもしれませんね。
これが、英語で話してくれた理由の7割を占めていると思います。
2つ目のポイントは、かくれんぼは絶対に相手とコミュニケーションを取らないと成立しない遊びだからです。
誰が隠れるのか?
誰が見つけるのか?
次は誰がおにをするのか?
これらは1人で絶対にできないので、自然と話そうと思ったのでしょう。
もちろん他の遊び、例えばおままごとや電車遊びもコミュニケーションは必要です。
ただかくれんぼは、「探す」「探される」というわかりやすい2つの役割があります。そしてテンポよくその役割を交代するタイミングで発するコミュニケーションが、功を奏したのかもしれません。
3つ目のポイントは、英語を習っている子なら言えるカウントダウンです。
自分たちでも知っている、話すことができる数字を、何度も何度もかくれんぼ中に発するから、英語の世界に入りやすんだと思います。
最初は10から1までのカウントダウンを英語でやっていたのですが、自然に
“Ready or not, here I come.”
「今行くよー。」(直訳すると)「準備ができていようがいまいが、探しに行くぞ!」
と私が言ったことを真似し始めたのです。
もしかすると意味はわかっていないかもしれません。
でもそういうものだと飲み込み、真似してくれたのです。
自分が言える英語の数字を言った後だったので、なおさら受け入れやすかったのかもしれませんね。
最初は、「おままごとなどをしていればたくさんの言葉を使うから、自然に英語を話せるようになるのでは?」と考えていましたが、私の想定違いだったなぁと痛感しました。
■おわりに
私は、いつもバイリンガル幼稚園や英語教室が授業スタイルで英語を教えてるのを見て、「これじゃ英語は話せるようにならないかも。。。」と感じていました。
心のどこかで「教えるのであれば、私ならこう教えて、子供たちを話せるようにするだろうな」と思っていました。
でもそれは、自分の子供たちが英語を話してくれるからそう思えることだなと、今回の経験を通じて感じました。
他の子に英語を話してもらうとなると。。。本当に難しいです。
まず、親でもない人から他言語で話しかけられるのは、子供も受け入れるのに時間がかかるし、そもそもの信頼関係がないとできないからです。
そして遊びながらだったら、すぐ吸収してくれると信じていましたが、遊んだからといって英語を話してくれるわけじゃないとも学びました。
英語を教えることは、相手の心を掴むことだと学びました。ただ、今はまだまだ苦戦中です。本当に1歩ずつですが、これからも頑張っていければと思います。
もし皆さんの中で英語を教えている方や、子供にはこんな風に話しかけてるよ、というアドバイスなどがありましたらぜひ教えていただけますでしょうか?よろしくお願いします!
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