目次
こんにちは!
English Culture for Kidsでは、「英語早期教育」をすることによる、メリットをご紹介しています。
今回は、早期の教育だけでなく、続けること自体の大事さについてご紹介します。
英語は続けることが大事!目指すレベルはどこ?
■早期教育を受けた後が大事!
早期教育にはたくさんのメリットがあり、やること自体が大事だと思います。でも、もっと大事なのはその環境を与え続けることだと思うんです。
例えば、小さい頃からピアノを習っていても、就学前にやめてしまい、今はピアノがまったく弾けないという方をよく聞いたりしませんか?
一方で、小学校1年生からピアノを習っても、ずっと習い続けていた結果、音楽大学に進学できる人もいます。
英語に限らず、何かを続けて学ぶこと、親はその学ぶ環境を与え続けることが大事だと考えています。
■親が続ける覚悟があるかをきちんと考えよう!
バイリンガル保育園や英語教室に通わせた場合、小学校になってもその環境を与える気持ちや、金銭的余裕はあるのか。
通信教育をした場合、やらない月が出てきたり、途中で退会してしまうことはないか。
おうちで英語で話すと決めたものの、親の気分によって徹底できなかったり、途中でやめてしまったりしないか。
などなど、きちんと考えた上で英語という世界に触れさせてあげることをオススメします。
早期教育によって耳慣れをしたからといって、大人になってからも英語が得意になるとは限りません。
子供には、なるべく続けるということを意識して学んで欲しいですよね。
■子供が飽きないように工夫しよう!
子供が英語に飽きているなと思ったら、英語を続けられるように工夫しましょう。
例えば、歌1つにしても同じCDをついつい聞かせてしまうことってありませんか?確かに何度も同じ内容のものを聞かせるのは、記憶の定着には役立ちます。ただ、あまりにも同じものばかりだと、子供にも限界が来る時はありますよね。
また、日本語だったら、季節に合わせて、気分に合わせて歌うことができるのに、英語だとバリエーションを増やすのって、とても大変ですよね。
私は飽きっぽい性格だったので、自分がなぜ飽きっぽいのかと考えた上で、子供には「飽きてしまい、興味が薄れる。」ということをさせたくないなと考えています。
私の工夫は、子供がテレビを見たがっている時は、おもちゃや絵本に飽きているんだなと子供のサインして受け取っています。
その時はテレビを見せることもありますが、おもちゃを増やしたり、図書館で新しい絵本を借りてきて次から対応するようにしています。
新しい絵本を与えた時は、1週間ぐらいはその絵本に夢中です。
新しい絵本に飽きた頃には、その絵本をあえて引っ込めておきます。
そして、2ヶ月後ぐらいに再度目のつくところに置いておくと、再度読んで、覚えている限り声に出して暗唱しています。
子供の記憶を長く繋げることにも、少しは意味があるのかなと思います。
■子供がステップアップできているかを確認しよう!
私自身、英語の早期教育を受けてきて、子供ながらに感じたことがあります。
私が受けた英語のクラスは何歳になっても、自分自身のレベルが上がらないことです。
私のやる気にも問題はあったのかもしれませんが、教える側もレベルを上げていないことに原因があったと考えています。
わかりやすく例に挙げると、幼稚園児全員が何歳になっても、”Head, Shoulders, Knees, and Toes” を歌わせていることがあります。
3歳と6歳では、英語レベルはもちろん精神年齢も異なるはずです。
しかし、なぜか歌や読み聞かせのレベルが変わらないことってありませんか?
子供のやる気にも繋げるために、レベルを徐々に上げること、また同じ英語レベルでも色んな教材を使って知識の範囲を広げてあげることが大切です。
就学前に子供が英語を習ったり、親が教えている場合は、以下のSTEP1からSTEP6まで、レベルが上がってきているのかをきちんと親が把握してあげる必要があります。
思うようにSTEPが上がっていないなぁと感じる場合は、親が意識してサポートしてあげたり、英語教材を増やしてみてもいいかもしれませんね。
■具体的な目指す英語レベル(就学前)
我が家では、例えばただ単に ”I want chocolate.” と言えることを、我が家では「英語ができる」とは定義付けていません。
“I want chocolate.” と子供が言った場合、我が家ではまず英語をちょこっと直します。
STEP1 英語を使い始める導入段階
I want chocolate.
※1歳2歳レベルの英語です。
STEP2 伝わる英語に直す
I want to have a chocolate. / I want to eat a chocolate.
※自分の意思のみだけを話しています
STEP3 意志表示だけでなく、双方向の会話を図らせる
I want to have a chocolate. Can I have some chocolate?
※これでやっと英語でコミュニケーションがとれます。
STEP4 英語にもある、敬語を学ぶ
I would like to have a chocolate. Can I have some chocolate, please?
※英語に敬語は無い、と誤解されがちですが、ちゃんとあるんですね。「敬語」という定義がないだけで、日本語の「敬語」として分類される話し方は数多くあります。
STEP5 話し方のバリエーションを増やす
I would like to have a chocolate. Please, can I have some chocolate?
I would like to have a chocolate. Could you give me some chocolate, please?
I would like to have a chocolate. Could you get some chocolate for me, please?
I would like to have a chocolate. Please give me a chocolate.
※ ”for me” や ”please” を身体で覚えさせます。
STEP6 英語を使って交渉する
I know there is one chocolate left from yesterday. I ate everything for lunch and I have been a good boy all day. I am going to eat all of my dinner tonight, so can I have the last chocolate?
少し大げさな例ですが、「チョコレートを食べる」という行為だけで、英語をいくつでも教えることができるんです。
STEP6までの英語を様々な生活シーンで日常的に使っていくことが、ステップアップする秘訣だと考えています。
■おわりに
いかがでしたか?せっかく早期英語教育をするのであれば、STEP1で終わらせないことが大事だと思います。
就学前にSTEP1で終わってしまうと、のちの英語学習が文法から身につき、早期教育が活かせない可能性があります。
ついつい日本語ではないため、ネイティブの人と同じように英語のレベルを上げることを忘れてしまいますよね。
義務教育として全て英語で学ぶ国で育った子供たち。国際結婚が増える中で、家庭内も英語で話す子供たち。英語ネイティブの子供たち以外にも、世界中にはこのような子供たちがたくさんいます。
長期的にはグローバルで交流する時やビジネスを交渉する時などに、英語力で不利になってしまわないよう、学ばせる英語力も上げていけると素敵じゃないでしょうか?
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