人に接するときはどうするの?
【英語絵本】The Littlest Dinosaur and the Naughty Rock

絵本

皆さんこんにちは!

今回ご紹介する英語絵本は、”The LIttle Dinosaur” という小さな恐竜くんが主人公の絵本です。

これは奇跡か!?と思うほどこの絵本との出会いは衝撃的でした。。。

恐竜大好きな息子が何気なく手に取っていたので、衝動買いに近かったんです。

理由はまた後で書きますが、読んだ後にこれは買ってよかった!と思えた絵本でした。

 

The Littlest Dinosaur and the Naughty Rock

著者 Camilla Reid / 画 Michael Foreman

対象年齢 2〜4歳

 

■概要

恐竜家族の中でも一番小さなキャラクター、Littlest Dinosaur が主人公の絵本です。

ある日彼はなぜかあまり機嫌が良くなく、兄弟やお父さんお母さんにヒドイ態度を取ってしまいます。

結果、お母さんに叱られた彼は Naughty Rock へ反省するまで座らなくてはなりません。

しかし、実は岩だと思っていたこの Naughty Rock ですが、別の何かだったのです。

人にはどのように接すべきか?という道徳的な内容がとてもためになる一冊です。

 

■ “Naughty 〜” とは?

littlestdinosaurandnaughtyrock02

 

イギリスで “Naughty” とは、日本語で言う「言うことを聞かない」や「悪い」という意味で使います。

“Naughty boy” と言えば「悪い男の子」や「いけない子」という意味になります。

 

でも、この本で出てくる “Naughty Rock” とは、「いけない岩」という意味ではなく、「いけないことや悪いことをした時に座っておかなければいけない岩」という風に訳せます。

つまり、「反省する場所」という意味ですね。

 

イギリスでは小さな子が悪いことをした場合、この “Naughty 〜” を使ってしつけをするんです。

例えば “Naughty steps” であれば「反省階段」ですし、まだ座れない子には “Naughty mat” 「反省マット」を使ったりしていました。(この絵本の場合は恐竜の世界らしく、「反省岩」ですね)

 

ちなみにイギリスにいた時の我が家では “Naughty bath room” でした。

あまりにも悪いこと(人を叩いたり、押したりした場合)をした時にはお風呂場に入れて反省させていたんです。

これまた結構効いて、お風呂の電気を付けると同時に換気扇も回り始めるんですね。

換気扇の具合があまり良くないのか、が〜って変な音がするんです。

これが結構息子には効いたみたいで、悪いことをしたのか。。。と泣きながら反省(?)していたようです。

 

■息子のしつけにピッタリだった!

littlestdinosaurandnaughtyrock04

 

これは奇跡か!?と思うほどこの絵本との出会いは衝撃的でした。

恐竜大好きな息子が何気なく手に取っていたので、衝動買いに近かったのですが、読んだ後にこれは買ってよかった!と思いました。

 

というのも、その日実は息子のことをすごく叱ったんです。

お菓子を食べさせていた時、息子がポロッとお菓子を床に落っことしたんですね。

いつもお決まりのセリフが

“I dropped it mommy.” 「落っことしちゃったよお母さん。」

“OK, let’s pick it up ok?” 「はい、じゃぁ拾おうね。」

“OK, I pick it up.” 「うん、拾うね。」

という流れで、自分で拾わせて置いとかせるんです。

 

でもこの日はなぜかすごく反抗的でした。。。

“I dropped it mommy.” 「落っことしちゃったよお母さん。」

“OK, let’s pick it up ok?” 「はい、じゃぁ拾おうね。」
“No, you do it.” 「ヤダ。あんたやって。」

“…!?? Pick it up please…ok?” 「!??拾ってちょうだい、いい?」

“You pick it up.” 「あんたが拾って。」

“…(冷静に)I’ll ask you one last time. Please pick it up from the floor.” 「最後にもう一度聞くよ。床に落ちているのを拾ってちょうだい。」

“No, you do it!” 「ヤダ、あんたやって!」

“ブチッ(何かが切れる音)NO, YOU MUST PICK IT UP BECAUSE YOU’RE THE ONE WHO DROPPED IT AND DON’T YOU EVER TALK LIKE THAT TO MOMMY OR DADDY OR ANYONE ELSE!!!!!” 「いや、あなたが落っことしたんだから、あなたが拾うべきでしょう!それと絶対お母さんやお父さんや誰に対してもそんな話し方しないこと!」

ぶひーと泣き出す息子。

どこでこんな返し言葉を覚えてきたんだか。。。普段は温厚(?)な私もさすがに大声で叱りました。

 

さてさてそんな一騒動があったその夜、買ってきた “The Littlest Dinosaur and the Naughty Rock” を読んだんです。

なんとまぁ驚くことに内容がその日の息子の状況とすごく似ていたんです。

littlestdinosaurandnaughtyrock03

 

絵本では、“Naughty Rock” に “Littlest Dinosaur “が乗っていたら、とある登場人物から話しかけられるんですね。

で、その人に言われたのが

“You know, everyone has bad days now and again. The trick is to remember to say please and thank you – then people will want to be kind to you” 「人は誰でも気分が優れない日があるんだよ。でも覚えておくべきことは、常に  “please” と “thank you” って言うのを、絶対忘れてはいけないということ。そうすれば人は、自ら君に優しくしようと思うようになるから。」

という、なんて大人なセリフ。。。笑

 

あーこれ息子に言いたかったことそのものじゃん!と衝撃が走りました。

と、同時に大声で叱ってしまったことを反省。。。叱るとしてもこういう風に言えたら良かったんだなぁと、子供の絵本から学んだ日でした。

 

■おわりに

皆さんもぜひ読んでみてくださいね!

もし絵本を読む時に、「こう英語で説明してあげたい、話してあげたいんだけど、英語がよくわからない!」という方がいらっしゃいましたら、一番下のコメント欄に残して頂ければと思います。

皆さんと考えながら、一緒にステップアップできればと思います。

また、こんな絵本があるけど子供が喜んだよ!といったコメントなども頂けると嬉しいです。私も皆さんが読んでいる絵本を参考にさせて頂きたいです!

 

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コメント

  1. 並木裕子 より:

    はじめまして。
    現在小二娘の母です。
    時々こちらのHPを拝見させていただいておりました。
    私も娘に英語に触れさせているので、記事を参考にさせていただいております。

    HPを拝見していて、新しい投稿はどこか探しだせずいつも苦労していたのですが、もしかしてここに登録しないと拝見できないシステムなのかな、、、と思い登録させていただきたく投稿致します。

    最近の記事を拝見できることを楽しみにしています。
    どうぞよろしくお願いいたします

    • Ellie(管理者) より:

      裕子さん、はじめまして!メッセージ頂きありがとうございます。またお返事遅れすみません。。

      ごめんなさい、最近色々と忙しくて記事をなかなかアップロードできていないのですが、
      最新記事は下の方へ行って頂くと「新着記事」という欄があります。
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      試行錯誤しておりますので、またコメントがありましたらお願いします!

      これからも遊びに来てくださいね!^^

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