皆さんこんにちは!
2月のイベントと言えばバレンタインデー!ということで前回はバレンタインデーのラブレターなどに使えそうな文章をご紹介しました。

メッセージカードやラブレターに使える文章 5選
日本ではバレンタインデーというと、女の子が好きな男の子にチョコレートを上げる!そして日本独自のホワイトデーに、男の子は女の子にお返しする!という流れがありますよね。
近年では義理チョコ以外にも、友チョコや自己チョコ(これ最近知りました)が出てきて、もはやバレンタインデーは一種のチョコレート一色デーになっているようです。
日本のお菓子会社の戦略ってスゴイ笑
さて、そんなバレンタインデーですが、今日はその由来とともに、イギリスではどう過ごされているか?について触れたいと思います。
【バレンタインデーの由来】
バラの数にも意味がある!?
■そもそもバレンタインデーの由来は?
とある説によれば、バレンタインデーの起源はローマ帝国クラウディウス二世の時代(紀元200年頃)に始まったものだそうです。
当時の皇帝は、戦争へ行くために必要だった兵士がなかなか集まらず、困っていました。
集まらない理由を、兵士が家族や愛する人達と離れたくないからだと決めつけ、全ての結婚や婚約を法律で破棄させました。
そんな時代にローマにある人々の愛を救うべく現れたのが、キリスト教神父の Valentine(バレンタイン)。
彼は皇帝の法律に背いているのを承知で、隠れて人々の婚約の承諾や結婚式を挙げ始めました。
もちろんその行いは皇帝に見つかってしまい、投獄ののち処刑されます。紀元270年頃、2月14日のことでした。
(厳密に言うと2月14日のバレンタインデーは、もともとローマのバレンタインさんとテルニのバレンタインさん2人を祀る日だそうですが、長くなるのでここでは触れません。ご興味がある方はぜひ調べてみてくださいね!)
■イギリスでのバレンタインデーの過ごし方
❐男女問わず愛する人や大切な人に、愛や感謝を伝える日
イギリスでは男女関係なく、愛する人や大事な人へメッセージカードや贈り物をする日になっています。
ちょっと興味深かったのが、贈り物や愛の告白を手紙などでするようなのですが、匿名で出すところです。
また、未だにラブレターを送って愛の告白を(これも匿名で笑)する人もいるようですよ。
匿名でしたら誰から来たかわからないじゃん!と思いますが、それもまた一つの楽しみ方のようです。
子供たちも親や先生、おませちゃんな子は好きな子にラブレターやお菓子をあげて、楽しんでいるようです。
何よりチョコレートをパクパク食べられる日なので、楽しくて仕方ないんでしょうね。
❐一方で、そんなの古い!もうやってないよ!という人も
一方で、古いイベントだからもうやりたくない、商業的になりすぎていてつまらない、という方も多いようです。
British Council のサイトではポジティブなコメントに加え、こんなネガティブなのもありました。
“My mum sends me a card every year. It’s sort of sweet but I think I’m getting a bit old for that now.”
「母からカードを毎年もらってるよ。ありがたいんだけど、もう自分はいい大人になってるからちょっとね。」
“It’s just really humiliating. I’ve never received a Valentine’s card in my life. A day to switch off my phone because I know I’m not going to get any messages.”
「とても屈辱的だね。バレンタインカードを人生でもらったことはないよ。誰からもメッセージをもらわないから、この日は電話を切る日にしてるんだ。」
“I’m single so it’s definitely irritating. It’s too commercial anyway.”
「独身だからかなりイラつくね。いずれにせよ商業的になりすぎてるし。」
引用・抜粋・翻訳は独自:
http://learnenglishteens.britishcouncil.org/uk-now/read-uk/valentines-day
そんなこと言わないで、お祝いごとなんだしワイワイやればいいじゃん!。。。なんて気軽には言えないコメントですね笑
❐贈り物の種類
さて、バレンタインデーにはメッセージカードを贈る他にも、ちょっとしたプレゼントも併せて贈る場合がほとんどです。
贈り物はチョコレートもそうですが、一般的にはキャンディー、お花、ビスケットが多いみたいですね。
お花ではやっぱり、バラが圧倒的な人気みたいです。
ちなみにバラで調べてたらわかったんですが、相手に贈るバラの数によって、意味が違ってくるのをご存知でしたか?
- 1輪= “love” 「愛」
- 12輪= “gratitude” 「感謝」
- 25輪= “congratulations” 「お祝い、祝辞」
- 50輪= “unconditional love” 「無限の愛」
などなど。どうやら1本単位で意味が変わってくるそうですが、ものすごく長くなるので省略します笑
そしてなんと、色にもそれぞれ意味があるんですね。
- 赤= “passionate love” 「熱愛」
- ピンク=”friendship” 「友情」
- 白=”purity” 「純潔」
- 赤と白=”unity” 「結束」
(赤は赤でもキレイな明るい赤を選んでくださいね。黒めの赤は死を表すのでご注意を!)
贈る相手によって、数や色を変えてみると素敵ですよね!
■バレンタイデーにまつわるトリビア
❐あるフレーズの語源になったバレンタインデー
中世では、複数の若い男性と女性が紙に名前を書いてボールに入れ、おみくじのようにそれを引いていったそうです。
そして引いた異性の名前を、1週間自分の袖に付けていなければならなかったとか。
このことから、 “wear your heart on your sleeve.” 「気持ちを隠さず(露骨に)言う。」の語源になっているんだそうですよ。
❐あなたの結婚相手はこの人!
その昔、独身女性がバレンタインデーの日に見た最初の鳥は、その人が将来結婚する人の種類を暗示するものだという迷信があったみたいです。
Robin コマドリ:船乗り
画像:CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=253938
Sparrow スズメ:貧乏人(でも幸せになるらしい)
画像:By Fir0002 – Own work, GFDL 1.2, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=7202303
Goldfinch ゴシキヒワ:大富豪
画像:By Breck22 – Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=32276284
これは、もともと鳥(や動物)が自分のパートナーを選ぶ時期が2月の中頃、つまり2月14日頃とかぶるから、ということに由来した迷信だと考えられているようです。
❐その他の迷信
その他にも、イギリスではこんな言い伝えや迷信があるようです。
- チューダー朝(1480年後半〜1600年頃まで)では、人々は1年に1回しかお風呂に入らなかった。そしてその時期はだいたい2月の初旬、最初の週に入浴が行われていた。なぜこの時期か?2月14日のバレンタインデーに、くさーい状態では異性に対して充分な魅力を発揮できないから。。。
- タンポポを思いっきり吹いて、そこに残った種の数は将来自分が持つ子供の数。
- 自分の気になる異性の名前を5〜6つ(結構多いですよね笑)頭に思い浮かべながら、リンゴのへたを取れるまでねじっていく。へたが取れた時点で頭に思い浮かべていた人が、将来結婚する人。
■おわりに
いかがでしたか?
私が日本の好きなところは、色々な国の文化を、うまく日本風にして馴染ませていっていることです。
他国の文化や風習を取り入れることは、世界を知るきっかけになるので、とても良いことだと思うんです。
そんな文化も背景を知ることで、また別の視点から物事を見られたり、そこからさらに違う文化へ軸を移したりと、世界が無限に広がっていく可能性を持つんですよね。
子供たちにも、英語圏の文化はもちろん、世界中の文化に触れていってもらいたいなぁと思っています。
皆さんは、どうバレンタインデーをお過ごしの予定ですか?
ポチッと応援してくださると嬉しいです!
❐他にはこんな記事があります!
どこかの牛丼屋さんみたいですが笑
英語が不得意な私でも続けることができました!

オンライン英会話のススメ
ペッパピッグは日常会話を学ぶのに最適!

Peppa Pig(ペッパピッグ)のススメ
コメント