英語早期教育のススメ
(2)聞き取りだけではない。頭も良くなるバイリンガル

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英語早期教育のススメ
(2)聞き取りだけではない。頭も良くなるバイリンガル

■若い脳は無限大!6歳までに90%の脳が作られる

いきなり脳の話でなんですが、脳の大きさは3歳までに成人の約80%、6歳までに90%ができあがると言われています。

幼児期や児童期は、様々な言語を聞き取ることができます。

そのため、人種に関係なく、英語環境で育った子供は英語を聞き取り真似するようになり、日本語環境で育った子供は日本語を聞き取り真似をするようになります。

 

2歳から6歳は、聞いたものや見たものを真似することに適している年齢で、上手に言語を発声することができると言われています。

brain-cells-graph

画像出典:元気っ子保育園

 

■英語と日本語の違いを吸収できる

❒英語と日本語の周波数

皆さんも、音には周波数というものがあるのをご存知だと思います。

英語と日本語が発する音の周波数は異なり、英語の周波数は日本語より高く、その周波数に慣れていないため、細かい発音が聞き取れないそうです。

 

日本語の周波数は、400〜1200ヘルツ

英語の周波数は、3000〜5000ヘルツ

 

また、英語の大半の単語は子音+母音+子音という具合に子音が多く、逆に日本語は子音+母音となり、母音で単語が終わるんですね。

では、子音が多く含まれているというのは、どういう単語のことをいうのでしょうか?

例えば、”Desk” であれば子音が3つ、母音が1つ含まれています。

そこで日本人が ”Desk” を聞き取る際は、母音をつけて一つの言葉にする言語体のため、”DeSuKu” と聞き取ってしまうようです。

 

❒音韻の違い

日本人が苦手とする ”L” と ”R” の違いは、日本人は ”lalilulelo” も ”rarirurero” も「ラリルレロ」で同じように扱うからです。

このような音素の区別を認識するのは細胞単位で行われているらしいです。

つまり “L” を認識する細胞と “R” を認識する細胞は別だそうで、片方の細胞しかないと、例えば “La” と “Ra” の違いを区別することはできません。

 

❒なぜ早期じゃないと聞き取れないのか

人間は、どんな周波数の音でも、認識するのに必要な種類の細胞をすべて持って生まれてきます。

しかし、誕生後2年くらいまでの間に頻繁に耳にする言語の周波数帯に反応する細胞を残して、他はすべて消滅してしまうそうです。

つまり、自分がよく聞く周波数の音と、あまり聞かない音を区別し、あまり聞かない方を捨てる作業をするんです。これを2歳ぐらいの幼少期に、無意識のうちにしている、ということですね。

人間の細胞ってすごい!と思うと同時に、残しておいてくれたら聞き取り苦労しないのに。。。とも思いました笑

参考:外国語が下手な日本人

 

■頭も良くなるバイリンガル

様々な研究の結果で、バイリンガルの人は、バイリンガルではない人に比べて、脳の回路が異なり優れているという結果が出ています。

言語とは関係ないことでも脳の切り替えが早いことや、アルツハイマー病になっても、症状の進行が4〜5年遅くなる可能性があると研究結果でわかっています。

参考:外国語が話せると脳にいい7つの証拠

 

その他にも、生まれた頃から2言語に触れてバイリンガルになった人と、5歳以降に2言語に触れバイリンガルになった人では、脳の活性状態が違うという結果も出ています。

(生まれた頃から2言語に触れたバイリンガルは simultaneous bilingual、5歳以降から2言語に触れたバイリンガルを sequential bilingual と定義しています。)

2種類のバイリンガルには、脳の活用方法に違いが見られたようで、5歳以降から2言語に触れて育った人は、左脳の働きに頼る傾向が強くあるようでした。一方、生まれた頃から2言語に触れて育った人は、右脳を含め全体的に脳が活発な活動をすることが研究によってわかっています。

 

ここからはあくまでも私の推測ですが、左脳をよく頼る、ということは論理的に文章を組み立てて話していて、右脳を含め全体的に、ということは感覚の世界で話している、という違いが出ているのではないでしょうか。

つまり、生まれた頃から2言語以上に触れていると、頭で考える論理的なしゃべりではなく、自然体で(つまりはネイティブのような)しゃべれるようになる、ということでは?と参考サイトを読んでいて思いました。

参考:Inside the Bilingual Brain

 

■最後に

いかがでしたか?

今回はなんだか学術的で、あまりパッとしなかったかもしれません笑

そして研究結果などを調べていくうちに、私自身子供たちに様々なことをしてあげていただろうか。。。と少し不安になりました。

でも、早期教育を信じながらも、難しいなぁと思うところはあります。

それは、早期教育を受けた子供が全員飛び抜けて頭脳明晰かというと、そういう研究結果は出ていない、ということなんですね。

 

普通に子供が成長している中で、意識していないくても、早期教育と似たようなことはしているのかなぁと思っています。

でも、こと言語に関しては違うのかなぁとも考えました。

イギリスでは、5歳からフォニックス(phonics)という英語の音韻ルールを何年もかけて勉強します。

ネイティブなのに、きちんとフォニックスを勉強するのはなぜか?

それは、ネイティブでさえ間違えるし、理解できない場合や、発音が難しいからではないでしょうか。

大人であっても、フォニックスをきちんと学ぶと発音が変わってくると言われています。

早期教育で与えられることもありますが、結局は続けること、そして親も含めて一緒に勉強することが大事なんだなぁと思いました。

 

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